日頃から崖っぷちキャラを売りにしている私ですが
リアルガチで崖っぷちに立たされました。
Go●gleのCMで有名になった
日本一高い100メートルバンジーです。
ちょ待って!!これ 絶対アカンやつ……ッ!
受付で激しく抵抗するマカロン。
しかしすでに何者かにより予約と支払が完了しており逃走は許されざる空気。
状況を飲み込めないまま、ロープで拘束され体重を図られ
バンジーの同意書に恐る恐るサインをします。
なぜこんな目に……。
ガッチリ締めあげられたマカロンは、スタッフに連れられて
まるで出荷される牛のごとく手の甲に体重の数字を大きく書かれ(屈辱的!!)
処刑台へとドナドナされていきました。
向かう途中、涙目でスタッフに訴えます。
「今日は友達のドッキリでここに連れてこられたんです。
私、誕生日なんです。」
「そうですか。」
「突然すぎて混乱してます!!すごく怖いです、無理です(><)」
「やめますか。」
「……すみません。」
ぐぬぬ。思わず謝ってしまいました。
「ここじゃあ良くある話だ。覚悟決めろ。」と言わんばかりに淡々とした態度。
それでもめげずに話しかけました。
「すぐに飛べちゃう人っていますか? みんな時間かかりますよね……?」
「少しでもためらう人は列から外します。
1度止まってしまうともう無理です。いつまでも飛べません。」
「ヒッ……」
「パニックおこしてる人やふざける人も外しますけどね。(チラッ)
きちんと飛べる人だけを飛ばします。」
……ひょおおお!!答えになっているようないないような!?
とりあえず、飛ぶまでにあまり時間をかけられない雰囲気を察します。
そして「浮かれた態度とるなよ。」と釘をさされた気がします。
そうこうしているうちにバンジーゾーンにつきました。
奥から大音量のヒップホップが聞こえます。超攻撃的なノリです。
洗脳されやすいのか、自然と士気が高揚してきました。YO!YO!
スタッフ 「……扉閉めますよ。」
マカロン 「はいすみません^^;」
各道具の説明、飛び方のポイント、事後の対応などなど
一通りの説明を丁寧にしてくれます。
そして2度目の体重測定と、ロープチェック。
ロープチェックに至っては複数人により念入りに何回も行われます。
いよいよ列にならびます。YO!YO!
ここでスタッフさんが交代。
……その瞬間。
マカロンの即席の士気は一気に急降下、絶望へと変わったのでした……。
飛び込み台にいる人、
オール外国人じゃないですかあああ!!!
な、なんと飛び込みスタッフは全員日本語が通じない模様。
予想外の展開です。
しかしそのせいなのでしょう。
遊園地のぬるバンジーによく見られる
「きゃあ〜行けません〜!」だの「怖い〜!」だの「もうちょっと待って〜!」だの
そういうスタッフとの会話が一切聞こえません。
静かです……。
だって通じないもん……。
みんな黙々と順番が来るのを待ち、淡々と飛び込んでいきます。
これはアトラクションであっても、遊びではない。
さて、あっという間にマカロンの前の男性が飛ぶ番になりました。
外国人スタッフのカウントがはじまります。
5.
4.
3.
2.
1 ___
GO!!!!」
(カウント早っ!!)
男性は飛び
……ませんでした。
うんうん。わかるよ!カウントちょっと早かったもんね。
「ああああん!俺だめだわああ(>〜<)」
男性は手で顔を覆います。
待機列の日本人組は少しなごみます。ドンマイー!がんばれー!
一方のスタッフ組を見ると…
「what?(はぁ?)」
全員のあきれ顔と冷めた態度。
一瞬にして場の空気が凍りつきます。
何かボソボソ言ってますがたぶん日本語にすると
「おいおい、ふざけるなよこのチキン野郎が。」
「今すぐ列から出ていけ。今、すぐに、だ。」
って言ってる気がします。*あくまで個人の想像です。
(1カウントで飛ぶしかねえ・・・)
誰もがそう思ったことでしょう。
飛べなかった男性もまずいと思ったのか
次のカウントで無言で堕ちていきました。
これはアトラクションであっても、遊びではない。(確信)
そしていよいよマカロンのターンがきました!
もうあとにひけないので何も考えず飛ぶ事にだけ意識を集中します。
バンジーで一番怖いのは飛ぶ瞬間よりもその前です。
狭い飛び込み台に立ち、靴の先を少し外にだして待っているこの時間。
準備が整う前にバランスを崩して落ちてしまいそうw
全身の震えがとまりませんwwwガチガチですwww
カウント、はよ!!!はよ!!!
そして……
ぎ゛ゃ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!(断末魔)
人生で一番、声だしました。
今まで味わった事のない感覚に精神も肉体もフリーズ。
もうなすがままの状態。目から涙が溢れます。
しかし堕ちるとこまで堕ちれば落ち着いてきて…
遠くから聞こえるお祝いの声にお返事しちゃう余裕の図。
*友人達は飛ばないので展望台から撮影してくれていました。
最後は回収してもらい、特に誰ともハイタッチもせず、勇気を讃え合うこともなく
静かにバンジーゾーンを去りました。
結果:
超、気持ちいい。
以上、マカロンでした。
**バンジー情報**
■場所 茨城県常陸太田市天下野(けがの)町2133-6
■料金 1回14,000円
■予約 したほうがよさそう。土日は満員で当日の申込やってませんでした。
竜神大吊橋が登場する例のCMです。
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